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40~50代女性へ|自分らしさに迷った時に

 

人生の後半に差しかかると、

こんな気持ちになることはありませんか。

 

満たされていないわけではないのに、ふと「このままでいいのかな」と感じる瞬間。

 

子育てや介護など、これまでの役割がひと区切りつき、
「これからどう生きていこう」と立ち止まることもある。

 

そして気づくと、何年も同じことで悩んでいる気がする。

 

「自分らしく生きるっていう言葉を聞くとモヤモヤする」
「揺れている自分が、なんだか不安」

その気持ちは、決して弱さではありません。

 

発達心理学の視点でも、こうした揺れは、人生の節目に自然と起こる変化だとされています。

 


目次

 

  1. 螺旋状に成長するということ
  2. 二つの自分らしさという視点
  3. なぜ4050代で揺れるのか
  4. 私自身の経験
  5. 揺れているときの小さなヒント
  6. 最後に 

1. 螺旋状に成長するということ

心理学の世界では、

 

人の発達は「行きつ戻りつ」を繰り返しながら進むと考えられています。

 

 岡本祐子先生の

「アイデンティティのラセン式発達モデル」では、

 

人は自分らしさ(アイデンティティ)を模索しながら、螺旋状に成長していく存在だとされています。

 

順調に進んでいるように感じる時もあれば、

 

立ち止まったり、後戻りしているように感じる時もある。

 

でもそれは、決して“停滞”ではなく、

 

螺旋状にゆっくりと上へ向かっている成長のプロセス。

 

私自身、この考え方に触れたとき、

『あ~、ちゃんと進んでいたんだ。』と自分の今迄を肯定されたような気持ちになり、心の奥が、ホッとしたのを覚えています。

 


2. 二つの自分らしさという視点

 

このモデルから、もう一つ大きなヒントを得ました。

 

それは、成人期(20前後~60歳前後)の自分らしさには

二つの視点があるということです。

 

ひとつは「個としての自分」

 

積極的な 自己実現の達成へ向けて方向づけられる

 

例えばですが、仕事や、自分の打ち込める何かに目標をもって取り組む中で得られる自分らしさ。

自分の価値観や、どう生きたいかという内側の軸。

 

 

もうひとつは「他者との関わりによる自分らしさ」

 

他者の成長や自己実現への援助へ向けて方向づけられる

 

例えば、育てる・ケアなど通して得られる自分らしさや存在価値など。

家族や仕事、誰かとの関係の中で発揮される役割や存在価値。

 

この二つはどちらも大切で、
そのバランスや統合が、自分らしさを形づくっていきます。

 


3. なぜ40〜50代で揺れるのか

40〜50代の女性は、
役割や体調の変化が重なりやすい時期です。

 

仕事、家庭、親のこと、体調の変化…。
さまざまな出来事が重なり合う中で、
これまでの生き方やバランスに、ふと目が向く瞬間が増えていきます。

 

また、女性の生き方は
価値観も含めて多様化してきていると言われながらも、
今でも複数の役割を担っている方が多いのも現実です。

 

何かを選ぶとき、決断するときも、
「自分だけで決める」というより、
家庭や周囲との関係を考えながら選んできた、
という方も多いのではないでしょうか。

 

そうした中で、
これまで「他者との関わりの中の自分」を大切にしてきた方ほど、

ふとした瞬間に
「私はどうしたいんだろう?」
という問いが浮かびやすくなります。

 

それは、
二つの自分らしさのバランスを
取り直そうとする自然な動きなのかもしれません。

 

どちらかが正しいということではなく、人によって大切にしてきた比重もさまざまです。

 

だからこそ今、自分の中で何かが揺れているとしたら、それはもう一度、
「自分はどうありたいか」を見つめ直すタイミング。

 

 

人生後半に向けて、もう一つの自分らしさに光を当てていく
そんな時期に入っているのかもしれません。 

 

 


4.私自身の経験

私自身も40代に入る頃、
大切な人の死をきっかけに、
価値観が大きく揺れました。

 

それまで当たり前だった生き方が、
急にしっくりこなくなる。

 

その中で、心理学やアロマなどの学びに出会い、少しずつ方向性が変わっていきました。

 

 

今振り返ると、あの揺れは

「次に進むためのプロセス」だったと感じています。

 


5.揺れているときの小さなヒント

 

揺れているときは、
大きな答えを出そうとしなくて大丈夫です。

 

まずは小さなことから。

  • 少し立ち止まって、心を整える時間をつくる(深呼吸・体を動かすなど好きな方法で)
  • 買い物のときに、「自分が本当に好きなもの・欲しいもの」を一つ選ぶ
  • 晩ごはんのメニューも、たまには「自分が食べたいもの」を優先してみる
  • 朝や寝る前など、頭の中に浮かんでくる気持ちや考えを、ノートに書き出してみる
  • 信頼できる誰かに話を聴いてもらう

これだけでも、気持ちが少しずつ整理されていきます。

 

どれも特別なことではありませんが、
こうした小さな積み重ねが、
少しずつ「自分らしさ」を取り戻す感覚につながっていきます。

 

一人で言葉にするのが難しいと感じるときは、
誰かと一緒に整理していくことも、ひとつの方法です。

 

 

必要なときには、そうした時間も選択肢のひとつとして、思い出していただけたら嬉しいです。

 


6.最後に

4050代は、
人生の折り返しのようでいて、

実は「自分らしさを育て直す時間」でもあります。

 

揺れているあなたは、
間違っているわけでも、遅れているわけでもありません。

 

むしろ、次のステージに進もうとしているサイン。

 

 

あなたの人生は、
今もラセン状に、

少しずつ前へ進んでいます。